平野歩夢選手と私の偶然
私の第2の故郷の話です。
出身地が東京都の私には帰る故郷がなく、周りの人たちが「帰省する」という話を聞くと羨ましく思っておりました。
母方の祖父母も私の実家の近くに住んでおり頻繁に行き来をしていましたが、祖父が60代後半早々に仕事を引退し、祖母の生まれ故郷である新潟県村上市に移り住んで悠々自適な生活をはじめました。
子どもの頃、夏休みは決まってこの祖父母が暮らす新潟県村上市に一家で帰省していました。
関越自動車道を走り、関越トンネルをくぐると新潟県に入る。そこからさらに北上して山形県に近いところに村上市はあります。祖父母の家は日本海に面した平屋の一軒家で海水浴場まで徒歩2,3分という素晴らしい立地でしたので帰省している間、朝起きては海で遊んで、お昼ご飯を食べてまた海で遊び、夕方になると夕日の見える公園を散歩して素晴らし夕暮れ時を満喫するという日々を過ごしていました。
この写真は数年前に岩船夕日の森 森林公園で撮った写真です。
その海水浴場のすぐ近くに温水プール施設があり、何度か足を運んだことがあります。なぜ海の前にプールがあるのか子供心にも疑問に思っておりましたが、その後、施設の老朽化か利用者減少なのか理由は定かではありませんが、温水プールは閉鎖され施設が放置されました。
大人になってからも祖父母が暮らす村上市への往来は続き、しばらくして祖父が亡くなった後も祖母が一人で暮らす家に帰省するというのが私の両親や兄弟たちの年間イベントとなっておりました。
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しばらくして2014年に開催されたソチオリンピックで男子ハーフパイプ競技において平野歩夢選手が日本人最年少で銀メダルを獲得したというニュースが入ってきました。テレビでは平野歩夢選手の生い立ちが紹介され、新潟県村上市出身であると知り、私の第2の故郷からスターが出たんだなと親近感が沸き、わくわくした記憶があります。
またその平野歩夢選手が夏の間に練習をしていた日本海スケートパークという施設は私が子供の頃に足を運んだことのある温水プール跡地(もしかしたら場所が少し違うかもしれませんが)にできた施設だと知り、さらに驚きました。
そんな平野歩夢選手は2022年2月11日に行われた北京オリンピックのスノーボード男子ハーフパイプ競技で金メダルを獲得、平昌オリンピックにつづいて冬季オリンピック3大会連続メダル獲得という偉業を成し遂げて新潟県村上市を代表するスターに。
これからも平野歩夢選手を応援していきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。